化石標本の整理 3化石のクリーニング
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
このお話は、自由研究で化石の種類と名前を調べるための準備のお話です。
この準備のことを「クリーニング」と言います。
化石のクリーニングは、化石をきれいにすることで、化石のまわりについている泥や砂をとりのぞいて、化石をよく見えるようにすることで、まわりの岩石をとりのぞいて、出来るときは、化石を母岩からそっくりとりだしたりします。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
化石のクリーニングをするためには、さきのとがった、小さな「タガネ」とか 小さな「ハマー(かなづち)」を使い、石を「コッコッ」と化石をこわさないように、まわりの石をとりのぞいていきます。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
クリーニングにつかう道具。
クリーニングにつかう「タガネ」は、「長さ 10cm、太さ 5mm」ぐらいで、先のとがったものと、平らなものの 「2種類」のものをつかいます。
個人的には、“チョット” たかいですが「タイル・タガネ」がおススメです。
「カッターナイフ」は、化石についた、細かい石をとりのぞくのにつかいます。
「歯ブラシ」も同様ですが、こちらは、細かい砂をとりのぞくのにつかいます。
「ブラシ・はけ」は、石のかけらや、細かいごみをとるのにつかいます。
「ハンマー」は、頭の大きさが「 4cm か 5cm 」で、重さが「1/8ポンド(56.7グラム)」ぐらいのふつうの「かなづち」でかまいません。
「木工用ボンド」化石の補修と保護につかいます。
補修の場合は、そのまま「つまようじ」をつかい化石と石に塗ってもとの形になおします。
保護の場合は、水でうすめ、きれいにした化石の部分にしみこませていきます、クリーニング前にもこれを行います。
あとは、これは、自分で作らなければなりませんが、「ざぶとん」と言われる「化石のクリーニングのときに、石を乗せる袋」です、厚手の布を袋状にした中に細かい砂を入れ、ぬい合わせた袋です。
クリーニングに使う道具を、下の図で漫画にしてみました、このような物です。



さて、これで、クリーニングの準備は出来ました。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
クリーニングでの石のたたきかた。
たたきかたは、「ポンチング」といいます。(あまり使わない言葉ですが!)
手順はつぎのヨウリョウです。
「クリーニング用のタガネ」を持ち「化石に対して直角」になるようにし、
「タガネを母岩から少し浮かせた状態」で「軽くたたく」
動作です。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
クリーニング開始
まず、クリ−ニングのまえに、新聞紙をひろげてひきます、石が飛び散ってもいいように。
つぎに、新聞紙の上に「ざぶとん」を置き、その上にクリ−ニングをするいしをのせます。下の図

先のとがったタガネをつかい、ポンチングで「赤線」の部分を取り除いていきます。下の図

クリーニングは、根気のいるもので、鉄則は「あわてず、あせらず、すこしずつ、かくじつに、おこなう。」とくにやってはいけない事は、「いっぺんに大きくはがしてしまおう!!」ということです!
クリーニングをはじめますが、まずは、大体の場合、化石の大きさがわかりません、いきなりなにもない場所をたたいて、化石をたたくことがよくあります、ですから、「化石の見えている側」からすこしずつ、コツコツ、とクリーニングをしていきましょう。

この時、何度も同じところをたたかないで「自分の割りたい方向」にひびが入るように場所を少しずつ移動しながらたたいていきます。

かるくたたきます、石にヒビが入って外れます。

これを、ガマン強く続けていきます。
このとき、もし、化石をタタイテしまいヒビが入ったり、クリーニング途中でヒビが入ったり、した場合は、クリーニングを止め、補強します、木工用のボンドを水で溶いたものを、化石に塗って補強をします、ボンドが乾いたら、再度クリーニングをはじめます。
さて、全ての石がとれ、化石があらわれました。

これでクリーニングは、おわりです。
あとは、「はけ」で化石の表面をきれいにして、「こわれ(ヒビ)」を確認し、もしあれば、かるく水洗いし、一度「かげぼし」してから「乾燥」したら木工用のボンドを水で溶いたものを、化石に塗って補強をします。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
クリーニング前の「化石」です。

これが、クリーニングのおわった、ウニの化石です。

本当は、もっと細かく書きたかったのですが、自由研究のための説明として書いた物で、あまり細かく書くと、読む側が「いやけ」がさしてしまいます。
せっかくの自由研究が途中でイヤニなっては困ります。
ですから、「ダイジェスト版」としました。
時間があるときに、自由研究のためのものでないものを「改訂版」として書きたいと思います
以上です。








































